2010年7月21日水曜日

クローニー・キャピタリズム

 こんな記事がありました。

格付け機関の寡占状態は終わらせるべき=ECB総裁

 至極まっとうな話で、リーマンショックの責任の多くはここにあると思うし、、、

 本来、銀行やら金融機関が自ら調査とかやって、この企業の信用度を決め、
その集団意識つーか、最大共通認識が格付けに現れるならまだしも
2社だけの勝手格付けや金貰っての格付けなんて、胡散臭いほどこの上ない。

検定とかも同じような感じ。

権威や信用をビジネスにするってのは、どうもおかしいと思ってた。


他からの引用ですが、

高い格付けを得ようとすれば,企業は,米国の新古典派経済学者や,ワシントン・コンセンサスを信奉する政治家・企業家の考え方通りに,自己を変えるしかな い。米国流のワシントン・コンセンサスという文明をソフト面で作り上げ,普及させるのが,格付け会社ではないのか。閻魔大王が与える評価は,単なる一企業 の一意見では断じてないのである。
その面では,米国の大手会計事務所も同じような役割を演じてきた。この業界もまた,とんでもない寡占状態にある。さらに金融コングロマリット(各種金融業務を傘下に収めている金融機関)も,証券,銀行,保険分野で,寡占に近い状態を生み出している。
(中略)
こうして,企業も人々も格付けに「洗脳」されていくのだ。
洗脳されるだけではない。帝王が作り出す人脈と接触しなければ,商 売一つできなくなってしまった。今日の経済市場は,公明正大な競争社会ではなく,クローニー・キャピタリズム(縁故による資本主義)なのである。

若者よ世界に出て学べとか、グローバリズムとか言われるけど、
結局こうした仕組みを壊さないとダメなんだよね。。。

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