2005年5月17日火曜日

『私が語り始めた彼は』

久々にハードカバー本を。

ジャンルもよう分からず購入してしまいました。
半分ミステリーなのかなぁと読み進めて、中盤でようやく違うことに
気がつきました。

大学教授・村川を告発する怪文書の出所をつきとめようと、
助手の三崎ある女性の元を訪ねる。
そこから、「彼」村川にまつわる人々のエピソードが
つらつらと。
怪文書は特に重要ではなくて、周りの人のエピソードが主。
そちらがありきのような気もします。

登場人物の誰にも感情移入することなく淡々と読んでしまいます。
文章力はあるのでそれなりに読んでしまうんです。
各エピソードが最後に収束される訳でもないので読後感は
よいものではありませんでした。
冷めたコーヒーを知らずに飲んでしまったって感じです。



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