2005年6月26日日曜日

KERA・MAP#004 ヤング・マーブル・ジャイアンツ


ダンスあり、グロあり、笑いあり、不条理あり、エロありの2.75Hでした。
総勢35名のダンスで始まります。
ケンタロウは学校でリストカットで入院し、
クラスメイトと担任はちとおかしいし。
ケンタロウの姉で眼帯の女、ケシザキ。
不倫相手が自殺。彼への愛に眼球を自分でくりぬいた。
彼女の同僚は荷物を運ぶが目的地に着かず、さまよい歩き、
なぜか風俗嬢になってる。
荷物をもってさまようのも、不倫してるのもケシザキの妄想。
弟ケンタロウは病院で知り合った患者の妹に一目惚れするが、
だまされ貢がされて。
その患者は、お局看護婦の変な逆恨みで殺され、その葬式。
妹も落雷で死んでしまう。
弟のクラスメイトははじけます、「どこまでもゆこう」と歌いながら。

と、ストーリーらしいストーリーはないですし、
間の笑いで、忘れてたりします。
かなり適当です。




大人数ならではの演出がいたるところでありました。
最初のダンスや、
ケシザキとケンタロウが複数出没したり、交互に台詞まわしたり。
この劇場は2Fと3Fにキャットウォークがあるのですが、
その使い方もイケてました。
奥の舞台と手前の舞台、その間のスクリーン、手前の舞台のセリ上がりも
ぜーんぶ使っての演出でした。
最後には舞台奥のトビラ(大道具とかの搬入用なので
民家が丸見えです)を開いてそこに役者みんなが去っていきます。
初日だからよかったものの、二日以降そのトビラが開くのを待ってるアホ
とかいないのかなぁと変な心配。
で、途中、何人か裸になっちゃうんです。
黒ブラしてた中学生はなんとなくそんな感じがあったのですが、
マドンナで泣き虫の柏木が全裸にはびっくりです。
でも KERA・MAP(化裸地図)ってパンフに書いてありましたので
予定調和だったのかしらん。前回の「砂の上の植物・・」では
化裸って書いてあったのか、パンフ買ってないので、なんとも。

振り返って、ボーっと考えると、やっぱ当然ながら、「若手」「新劇場」ってのがテーマなんすかねぇ。
若造の演技は、勢いはすごい感じましたし、大人数なので
その勢いも倍増でした。
新劇場の使える設備は全て使う意気込み(?)も、伝わったし、、
私はストーリーがちゃんとあったほうが好みですが、
これはこれで満足しました。

観劇当日はかなりドタバタして、ぎりぎりの吉祥寺到着
(アキチン、スマン)。
2.75hの長時間で終わった後もあまりゆっくり出来ませんでしたが、
あの劇場近辺はピンク街が近いことを除けば、良い立地で
cafeとかもいい感じでした。今度、ゆっくりしてみたいかなと。


0 件のコメント:

コメントを投稿

football

news

professional