2005年12月11日日曜日

クライマーズ・ハイ


クライマーズ・ハイ。
登山中に興奮状態が極限にまで達し、恐怖感が麻痺すること。
1985年8月12日、運命の日。群馬県の地方新聞記者・悠木和雅は魔の山とよばれる谷川岳の衝立岩の登頂に同僚と挑戦するはずだった。だがそれは突然絶たれる。もう一つの聖なる山がたちはだかったからだ・・・
群馬県御巣鷹の尾根の日航ジャンボ機墜落事故から20年。
横山秀夫のベストセラーを原作に、未曾有の大事故を報道する地元新聞記者たちの
興奮と混乱に満ちた1週間を描く。



重厚なドラマでした。
地方新聞社の人間模様が見ごたえありましたね。
ハグレ者の主人公と上司、部下とのやりとり。社長への直談判のシーンが
心に残りました。

飛行機事故そのものは深く描かれていませんが(後半はそうでもないかも)、
その分新聞社内がリアルに感じて。古参デスクたちの「大久保清」「浅間山荘事件」の武勇伝がこの事故で消えてしまうというあせり、ひがみってのは、関係者じゃないとわからない感覚と思う。けど、現場記者の「雑感」のさわりはジーンときた。その記事の扱いの攻防がまた、熱い。

久々に見入ってしまったドラマ。後編が楽しみです。


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