2005年12月16日金曜日

空中庭園



秘密を持たない家族が隠した、大きな秘密

郊外の団地に住む京橋家には、家族に秘密は持たないというルールがあった。長女のマナは、自分の“出生決定地”が近所のラブホテルだったことを聞かされ、朝から落ち込んでいた。最近マナは高校に行っていない。中学生の弟・コウもさぼりがちのようだ。ラブホテルには窓がないと知って興味を持ったコウは、見学したいと不動産屋を訪ねる。そこでコウを接客した女性・ミナと話が合い、彼女に家庭教師を頼むことに。母の絵里子は喜んでミナを家族の夕食に招待した。ミナを見て、父・貴史は驚く。ミナは貴史の愛人だったのだ。

監 督:豊田利晃 原作:角田光代 「空中庭園」
挿入歌:UA 「この坂道の途中で」
出演:小泉今日子 鈴木 杏 板尾創路 ソニン 永作博美 大楠道代 瑛太 他



監督が捕まってお蔵入りしそうになった作品。見てきたヨ。

はっきり言って面白かったです。

導入の映像が面白い構図とかカメラワークで、この映画全般の気持ち悪さ
居心地の悪さを旨く表現していたと思う。
役者も私好みが集結。
板尾、えいた、永作、鈴木杏、ソニン、豪華でよいです。
挿入歌がUA。いいねぇこのキャスト、雰囲気。

予告とかでは血の雨が降ってるようなシーンがあり、ちょいとスプラッタ?とか
思ってたけど、結局、実際のエピソードにはなし。
小泉もよかった。屈折した主婦役、ハマってました。
いつも笑顔で、パート先で嘘をつく。
娘の鈴木杏にコンビニで声をかけられた時に振り向いた時の顔が
異様に怖かった。

板尾さんも、永作、ソニンにいたぶられるM男を怪演。
鈴木杏もいまどきのジョシコーセーを普通に演じてた。

ストーリーは、ま、よい。この映画は全体に漂う気持ち悪さが全て。
この感覚がやな人は、精錬潔白に生きてきた人と思う。
主演の小泉に一部共感する人は多いと思う。
「これだけ頑張って家庭を作ってきたのに。」という思い。
学芸会のような家族、
マンションでのガーデニング・空中庭園もまるで茶番って感じ。
うーむ
最近の凄惨であり得ないワイドショーネタの裏側にありそうな
じとーっといやな汗をかいたような気がするし。

ラストは救いがあってほっとした。

支離滅裂の感想になってしまいました。
文章にしにくい映画だったけど、よかったよ。
DVDでの鑑賞、おすすめします。

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