2005年8月1日月曜日

亡国のイージス

あらすじ
海上自衛隊のイージス艦「いそかぜ」の宮津弘隆副長は
某国工作員のヨンファと結託、艦長を殺害し訓練中の艦を乗っ取る。
彼らは一リットルで東京を壊滅させる毒ガス兵器「GUSOH(グソー)」の
照準を首都圏に合わせたと日本政府を脅し、要求を突きつける。
 防衛庁情報局(DAIS)の渥美大輔内事本部長らが解決に当たるが、
最新鋭の防空システムを持つ「いそかぜ」を前になす術(すべ)はない。
 そんな中、艦の構造を知り尽くす先任伍長の仙石恒史は
「いそかぜ」を取り戻すべく、謎の乗員、如月行一等海士とともに、
敢然とテロリストに立ち向かう


当然、ネタバレなので、これから見る人はスキップを。

全般的に良く出来ていたと思う。
同僚艦をハープーンミサイルで撃沈するとこや、
艦内のアクションシーンは迫力があったし、
役者(特に中井キーチ)も良かった。
官邸とのやりとりも緊迫感がちょっとリアルだし。

ストーリーの見せ方つーか、結構フクザツなので
その辺がどうなのって観点で見ていました。
宮津副長、ヨンファ、仙石、そしてDAISと如月。
エピソードが各所で出てくるんだけど、余計だったような。
ヨンファの妹(?)とか殆ど意味がないし、
宮津の息子が事件の発端なのは分かるけど
ラストの墓参りとかも不要。。
無理やり女性を登場させなくてもと。
原作に忠実なのか、読んでないので分かりません。

宮津と追従した部下との絆をもっと描いた方が現実的。
息子を殺された(?)宮津が息子の意志を引き継ぐのは
分かるんだが部下がそこまでついて行くのが?
映画の2.5時間であれだけ複雑な人間関係、
エピソードを盛り込むのは無理があって
(アクションもあるし)、原作とは違っても少し人物を
削った方が分かりやすく、エンターテインメントと
して楽しめると思った。

ヨンファの目的もイマイチ分かりにくい。
グソーをミサイルで東京に打ち込むのがダメになって、
なんでマストに持ってったんだろう?
あそこで自爆テロ的に爆破しようとしたのか?
だったらイージス艦つかわず、
最初っからグソー持って東京タワーを占拠すると思うんだなぁ。

と、そんなことを考え、完全に集中できなかった。

でも戦国自衛隊よりは楽しめたと思います。

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