2005年8月20日土曜日

七人の弔

夏と言えばファミリー映画。この夏も、『ポケモン』や『マダガスカル』といったアニメ映画から、『妖怪大戦争』『星になった少年』といった子どもが主人公の実写映画まで、数多くの映画がラインナップされている。そうした中、ちょっと変わったファミリー映画が公開される。その名も『七人の弔』。黒澤明監督の名作『七人の侍』をパロったタイトルからして曰くありげだが、内容もその期待(?)を裏切らない。何せ、ドラマの核心部分にあるのが、児童虐待や臓器売買なのだから。

死ぬかと思わせる暑さの中、見てきました。




くせもの揃いの親たちと臓器売買される子供たち。
前半は、虐待するエピソードがフラッシュバックで流され、ちょっとどよーんとした空気。けど、親子愛と虐待とをおもしろく描いていたと思う。
ダンカンは役者としてもよかった。
盛り上げ方に不満が結構あって、馬券で大金が入ることになった渡辺いっけいは終盤消えてしまって残念で、彼の大金がどんでん返しに使われてもいいなぁ、と。
幼児虐待が大きなテーマで、タイムリーとはいえ、監督のダンカンも少なからず体験していた気もしないでもない感じが。他の家族が描かれた唯一の親父さんが残っけど、他の腐った親たちとの比較も少なかったかな。
もっと極端なケースでもよかったし、タイトルにとらわれ過ぎて、、、
7人じゃなくていーじゃん。

ラストはハッピーエンド?っぽいけど、虐待を受けた子供たちが自分の子供に
虐待しない未来は感じられず。。。そこが、うーん。
親父のバスでの表情が一番印象的でした。
映画全般に流れている空気はいい感じだったので、
この雰囲気で次回も期待したいッス。

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